SRE不動産(旧ソニー不動産)は業界の風雲児?利用者の評判・クチコミ

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SRE不動産(旧ソニー不動産)は業界の風雲児?利用者の評判・クチコミ

「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」について知りたい人は、下記のような疑問や不安をお持ちではないでしょうか?

そこで今回の記事ではSRE不動産に関する疑問・不安について、元・不動産業者である筆者が回答していきます。

この記事を読めば、あなたが知っておくべき「SRE不動産」に関する知識はすべて網羅できるとお約束します。

SRE不動産のまとめ

  • SRE不動産は両手仲介という日本不動産業界の悪しき風習を壊しエージェント制(片手仲介)を導入した業界の風雲児
  • web上で無料で1分で査定をしてもらうことができる
  • 対応エリアが限定されている

それぞれについて詳しく見ていきますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

SRE不動産(旧ソニー不動産)とは?業界の風雲児と言われる理由は?

SRE不動産は、2019年6月よりソニー不動産が社名変更した不動産会社です。

社名 SREホールディングス株式会社
設立年月 2014年4月14日
資本金 4,147,654千円
本社所在地 東京都港区北青山3丁目1-2 青山セント・シオンビル 2F
代表取締役 西山 和良
事業内容 不動産事業、AIクラウド&コンサルティング事業

ソニー不動産自体は2014年4月にできた比較的新しい会社になります。

創業から着実に売り上げを伸ばしていき、創業からわずか5年の2019年12月に東証マザーズ上場を果たしました。

業界の「悪しき風習」を壊す風雲児と言われ、業績も順調に伸ばしたことから一躍注目の不動産会社になりました。

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SRE不動産(旧ソニー不動産)の口コミ・評判

SRE不動産は自社のホームページで顧客の声を紹介しています。

口コミはどうしてもネット上の口コミは、良いことよりも悪いことの方がよく書かれます。人は、満足していることはわざわざ書きませんが、不満や愚痴があると書きたくなるものです。悪い口コミも一定数は参考になりますが、鵜呑みにしすぎず、参考程度に留めてください。

出どころの分からない口コミを載せてもしょうがないので、ここではSRE不動産が自ら公開しているお客様の声を紹介したいと思います。

SRE不動産は、「とても満足」~「不満」まで声を公開しています。

ここでは、「とても満足」と「不満」のそれぞれの声を紹介します。

【とても満足】
前回もでしたが、希望価格で妥協せずに買主さんを探してくださる姿勢に信頼をおいて売却をお願いすることができました。また、一度は決まりかけた売却がこちら側の事情で成立しなかったときにも、すぐに次の買い主さんを探していただき、SRE不動産様にお願いして間違いではなかったと思いました。

また、担当の○○様も親身に相談に乗ってくださったり、休日中に対応していただいたりと本当にお世話になりました。不動産投資はいったん、お休みするつもりですが、SRE不動産○○様、前回の△△様とご縁ができて良かったです。ありがとうございました。

末筆ながら、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

【不満】
○○さんへのメールに書いたとおり、対応に不満。そのメールのCCに上司も入っているのに、一切の対応がない。ネガティブな印象しか知り合いに伝えられないのが残念。

※出典:SRE不動産「お客様の声の紹介」

SRE不動産のホームページですので、基本的には「とても満足」の声が多いです。

一方で、あえて「不満」の声も掲載している点は、好感が持てます。

どんなに良い企業でも、少なからず不満があることは当然ですので、不満も開示している企業姿勢こそ評価されるべき点といえるでしょう。

SRE不動産は逆効果という意見も

SRE不動産は、創業当時から両手仲介を否定し、「売主の味方」というのを連呼していました。

それがゆえに逆効果の反応も生まれています。

宅地建物取引業法的には、「売主の味方」というのは実は禁句のNGワード。

宅地建物取引業法は、そもそも消費者である買主を守るための法律であり、不動産会社の重要事項説明は買主のための仕事。

買主は「何千万円もお金を払う」わけですから、買主が騙されないようにプロとして安全な取引を進める役割を担っているのが不動産会社なのです。

それにも関わらず、SRE不動産は「売主の味方」を連呼し続けてしまったため、ネット上には買主からの不安の声が上がってしまいました。

ソニー不動産の広告に100パーセント売主様の味方とありますが、ソニー不動産は買い手には一切味方にならない、という解釈でいいんですかね?

※出典:Yahoo!知恵袋

ソニー不動産は買い手のことを全く考えてない、ソニー不動産の物件は買うなということでしょうか?

※出典:Yahoo!知恵袋

本来、不動産会社の役割上は買主の味方にならなければいけないのに、「売主の味方」を謳えば買主は不安になるのは当然。

SRE不動産の扱っている物件を見たら、買主は買いたくないと思っても不思議ではありません。

買主側からすると、SRE不動産の物件は買いにくさが出ることになり、その結果、SRE不動産に売却を依頼すると売りにくくなる可能性はあります。

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SRE不動産(旧ソニー不動産)の強み・メリット

悪しき風習「両手仲介」を乗り越えたエージェント制(片手仲介)

SRE不動産を業界の風雲児とたらしめたのは業界の悪しき風習である両手仲介を壊し、片手仲介である「エージェント制」を導入したことです。

これを理解するために、まずは両手仲介とは何なのか。どんな問題があるのか。を説明します。

両手仲介とは?

両手仲介とは1社の不動産会社が売主と買主の間に入って取引を行うこと

つまりその不動産会社は売主と買主の双方の味方であり、双方から仲介料をもらいます

みなさんこれを聞いて「それっておかしくない?」と思ったでしょうか。

両手仲介の場合、不動産会社は売主と買主の双方の代理人の立場になりますが、この双方の代理人というのは矛盾した立場であるという点がポイントです。

売主は高く売りたい、買主は安く買いたいという思惑があるのに、1社が間に立つということはどちらかの利益を害する立場になり、双方代理は論理的に矛盾します。

また両手仲介では囲い込みという売主にとっての大きなデメリットを引き起こします。

囲い込みとはもし他社から購入希望者がいるという連絡を受けても、自社で買主を見つけたいため他社の購入希望者を一切排除してしまうことです。

このような利益が相反する両者の代理人になることを双方代理と呼び、双方代理は海外では法律で禁止されている国が多いです。

日本では両手仲介が認められている

一方で、日本では両手仲介が合法的に認められていますので、不動産会社が普通に両手仲介を行っています。

両手仲介では、多くのケースで売主が損をするケースが一般的。

不動産会社は自分が見つけてきた買主に購入させることができれば、買主からも仲介手数料が取れるため、仲介手数料収入が2倍となります。

そのため、売主に値下げさせてでも自分が見つけた買主と成約させたがるので、どちらかといえば買主の味方であり、売主が損をすることが多いです。

日本の不動産業界には、両手仲介の矛盾があり、それを打破しようと立ち上がったのがSRE不動産のエージェント制になります。

SRE不動産はエージェント制(片手仲介)を採用

SRE不動産では片手仲介を採用しています。

売主のあなたのためだけに、全力を尽くしてくれます。

エージェント制は売主の代理人なので、両手仲介は一切ありません。

売主が高く売りたいと望めば、売主の立場だけを考えて交渉を行います。

SRE不動産が連れてきた買主と無理矢理成約させようとしないため、100%売主の味方になって売却活動を進めることができます。

日本の有名な不動産会社で片手仲介をやっているのはSRE不動産くらいですので、売却を検討中の方には圧倒的にオススメです。

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web上で無料で1分で査定をしてもらえる

もう一つSRE不動産の強みとして、web上で無料で1分で査定をしてもらえるという点があります。

必須入力項目も少なく物件の情報と個人情報だけ。本当に1分程度で申し込めます。

今すぐに売却する気がない人でも自分の所有する不動産の価格を把握しておくことは大切ですので、ぜひ気軽に査定依頼してみてください。

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SRE不動産(旧ソニー不動産)の弱み・デメリット

対応エリアが限られる

現在、SRE不動産は東京都、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、奈良にしか対応していません。

せっかく良いサービスを展開していても全国展開していなければ、サービスとしての価値は半減してしまいます。

今後の対応エリア拡大に期待しましょう。

エリア対象外の方は不動産一括査定サイトを利用し、あなたの不動産に対応可能な不動産会社を見つけることをオススメします。

エージェント制を利用するときは「専任媒介契約」になる

SRE不動産のエージェント制を利用する場合、媒介契約の種類は専任媒介契約になります。

不動産の媒介契約(仲介の契約のこと)には、「一般媒介契約」、「専任媒介契約」、「専属専任媒介契約」の3種類があります。

媒介契約の種類の主な特徴は以下の通り。

媒介契約の種類 他業者へ依頼 自己発見取引
(自分で買主を見つける行為)
一般媒介契約
専任媒介契約 × ×
専属専任媒介契約 × ×

専任媒介または専属専任媒介(以下、「専任媒介等」と略)は、一社にしか不動産売却を依頼することができない契約です。

そのため、エージェント制を利用するとSRE不動産にしか仲介を依頼できないことになります。

大手不動産会社が提供するような無料サービスがない

他の大手不動産会社であれば専任媒介等を選択すると、以下のようなサービスを1つだけ選んで無料でサービス提供を受けられるのが一般的。

他の大手不動産会社で専任媒介契約締結時のよくある無料サービス

  • ハウスクリーニング
  • ホームステージング
  • 荷物一時預かり
  • 設備補修保証
  • 内装修繕
  • インスペクション
  • 瑕疵担保保険の付保

他の大手の不動産会社は、専任媒介等を選ぶメリットがあるのです。

しかしながら、SRE不動産は専任媒介契約であるにもかかわらず、これらの無料サービスを提供していません。

SRE不動産であえて専任媒介契約で依頼するほどのメリットもないのです。

よって、不動産を売却するにあたり、無料サービスを受けたいのであれば、他社の大手の方がお得になります。

最初からSRE不動産に絞り込まずに、他社とサービスを比較した上でSRE不動産を選ぶことが注意点です。

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SRE不動産(旧ソニー不動産)がオススメの人

SRE不動産は両手仲介無しのエージェント制を採用しているのが最大の強みです。

両手仲介のシステムに違和感を覚える方にはオススメです。

またweb上で無料で1分で査定依頼ができるのも魅力です。

とりあえず自分の所有する不動産の価格が知りたい方にもおすすめです。

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SRE不動産(旧ソニー不動産)がオススメでない人

SRE不動産は現在、東京都、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、奈良にしか対応していません。

したがって、対応エリア外の物件の売却の検討をしている人にはオススメできません。

そのような方は不動産一括査定サイトを利用をおすすめします。

不動産一括査定サイトではあなたの不動産売却に対応可能な不動産会社の一覧を検索でき、その中からあなたが気になった不動産会社に一括で査定依頼してくれます。

不動産一括査定サイト(サービス)とは、査定したい物件情報と個人情報を入力すると、適切な不動産会社を自動で探してくれて、複数の不動産会社へ一度に査定依頼が行えるサービス。

不動産一括査定の仕組み

おすすめのサイト5つをまとめましたので、1位のすまいvalueからあなたの不動産情報を入力し、査定可能な不動産会社が見つかるか確認してみてください。

不動産一括査定を選ぶ3つの基準とオススメの使い方

筆者が考える不動産一括査定のオススメランキングをお伝えします。

不動産一括査定も様々ありますが、やはり家やマンション、土地は高額になりますので、より得意としている会社を見つけたいですよね。

サイトを選ぶ基準としては下記3つ。

不動産一括査定を選ぶときの3つの基準

  1. 大手不動産会社に最低でも1社は査定が行えること
  2. 中堅や地域密着の不動産会社にも査定が行えること
  3. 不動産一括査定の運営会社がしっかりしていること

ポイントは、大手から地域密着の不動産会社まで幅広く依頼をすること。

大手は取引実績が豊富な分、やっぱり売却力があります。

ただし、お客さんをたくさん抱えているため、仕事のやり方がマニュアル通りといった感じ。

逆に中堅や中小・地域密着の不動産会社は社長自らが対応してくれたりします。

不動産一括査定を1つだけ使っても、大手不動産会社が見つからなかったり、逆に大手のみしか依頼できない場合が多々あります。

筆者としては、不動産は高額商品になるので、時間が掛かっても複数の不動産一括査定を使って、大手、中堅、地域密着の不動産会社それぞれに依頼することをオススメしています。

不動産一括査定サイトの正しい選び方

不動産一括査定の賢い選び方


東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良の方は3サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue
  2. 大手・中堅や地域密着が探せる「SUUMO」「HOME4U
  3. 両手仲介なしの売り手専門「SRE不動産

県庁所在地などの人口が多い都市2サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue
  2. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「SUUMO」「HOME4U

地方や田舎などの人口が少ない市町村3サイトを併用する
  1. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「SUUMO
  2. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「HOME4U
  3. 中堅・地域密着の不動産会社を幅広く探せる「イエウール

収益・投資用物件に強い会社が多数見つかる3サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue
  2. 投資用物件に強い不動産会社が多い「HOME‘S
  3. 投資物件に特化した一括査定サイト「リガイド
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まとめ

SRE不動産(旧ソニー不動産)について解説してきました。

SRE不動産は経営的には失敗しておらず、むしろ順調です。

エージェント制という特徴的なサービスがありますが、買主からは不安がられています。

他社とのサービスを比較した上で、不動産会社を選ぶようにしましょう。

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SRE不動産でよくある質問と回答

SRE不動産の強み・弱みは?

SRE不動産はエージェント制をとる売主の代理人なので、両手仲介が一切ないのが強みとなっています。連れてきた買主と無理矢理成約させようとしないため、100%売主の味方になって売却活動を進めることができます。
対して、SRE不動産の弱みは、エージェント制を利用する場合、媒介契約の種類は専任媒介になるため、SRE不動産にしか仲介を依頼できないことになり他社との比較検討ができないという点です。

SRE不動産を利用する際の注意点は?

買主側からすると、SRE不動産の物件は買いにくさを感じることがあるかもしれません。
両手仲介を否定し「売主の味方」を謳っているため購入を検討している方に関しては注意が必要でしょう。

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