不動産業者ではダメ?離婚の財産分与で活用すべき不動産査定とは?

更新日:2020/4/8

離婚を検討している人で、以下のような考えを持ったことはありませんか?

・不動産の財産分与をしたい
・不動産の価値を知りたいけど、どうすればいいかわからない

不動産査定方法には様々な方法が存在します。その中でも離婚による財産分与に適した不動産査定方法とは何なのでしょうか。

この記事を読めば、その答えがわかりますよ。

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不動産業者の無料査定を使う

不動産売却の流れ
離婚をする際、財産が分与されます。不動産があればもちろん財産分与の対象でしょう。分与する際に現金にしたほうがわけやすいという理由から、不動産売却が行われがちです。

不動産の財産分与は、公平に5:5の割合。お互いに半々で分け合うのが一般的です。

その際、問題となるのは自分の不動産の価値です。不動産の適正価格を把握するのは、一般人には非常に難しいことです。

不動産の価値を見誤ってしまうともう大変。5:5の割合でキチンと分与したとしても、公平だとは言えません。あとあとでトラブルになること間違いなしです。

どうすれば、精度の高い不動産の価値の算出ができるでしょうか?真っ先に思いつくのは、不動産会社に無料査定をしてもらうことです。

離婚による財産分与のための不動産査定の場合、一社での査定ではすみません。

お互いに別々の不動産会社に依頼して、無料査定をしてもらうのです。そうして算出された不動産査定額の平均値をとって、不動産価値を出します

しかしこの方法は安易すぎます。

実はやってはいけない方法なのです。不動産会社の無料査定を活用する方法が良いと当人に説明する弁護士も確かにいます。

なぜ、不動産会社に査定させるべきなのかと弁護士に理由を聞くと、無料だからと答える人が多いでしょう。

なるべく費用は押さえたいという当人の気持ちを反映させたのでしょうが、これでは公平な分与はできません。

つまり不動産会社に無料で査定させるだけでは、正確な査定額を算出することはできないのです。

なぜ不動産業者の査定ではダメなのか

なぜ不動産業者の査定ではダメなのか
そもそもそ不動産業者は不動産を仲介する専門家です。不動産の「評価」「査定」をする専門家ではありません。この勘違いが大きなミスを生みます

不動産業者も自分たちが査定のプロなんて自覚はありません。査定は仲介をするための「工程」としかとらえていないでのす。

そのため、たとえ不動産査定額が相場とかけ離れていても、何ら責任をとらないことでしょう。仲介自体は完了しているわけですから。

不動産業者が出す無料査定額は、依頼者の気持ちを汲み取った査定額となる場合が多いです。つまりは夫婦が満足いきそうな金額を提示しているだけで、本当の価値を算出しているわけではないのです。

査定書の価格は相場や不動産そのものが持つ価値価格と大きく乖離することも少なくありません。

ある夫婦の失敗事例

ある事例をだしましょう。築年数6年の都市郊外の不動産をもつご夫婦が離婚をすることになり、不動産売却を決意しました。弁護士に不動産会社への査定をオススメされたので、素直に従うことに。

それぞれ別の不動産会社に依頼して出てきた査定額は、とんでもない金額差があったのです。どうやら奥様に依頼された不動産会社は切迫した奥様の様子を見て、相場よりも圧倒的に高い査定額を提示していた様子。

新築時の購入金額よりも高いというとでもない査定額になっていました。旦那さんの方の査定額と乖離が出るのは当然と言えば当然です。

なぜ、このような事例が起こるのでしょうか。やはり不動産会社にとって査定はあくまでもツールだからです。不動産の売却依頼を受けるためだけにやっているので、正確な金額になりようがありません。だからこそ無料なのです。

離婚に伴う財産分与にて不動産査定をするなら、公正かつ厳格な方法で査定しなければなりません。

費用が無料だからと言って、不動産業者の無料査定に頼るのは危険です。

多くの財産を分与したいという本来の目的を見誤ることになるでしょう。

財産分与のための査定なら鑑定士へ

財産分与のための査定なら鑑定士へ
離婚の際に行う不動産査定には、不動産鑑定士による不動産鑑定評価がもっとも適しています

不動産業者の査定に対して、鑑定士が行う不動産査定は質が違うのです。

国家資格である「不動産鑑定士」の知識を活用して、法的効力のある精度の高い査定を行います。

法律で定められた査定評価の手順を遵守しつつ査定額を出すため、不動産業者の査定額との精度も桁違い。

作成される査定書には多くの関連資料も添付され、裁判所や税務署など公的機関にも提出することができます。

離婚における不動産査定にここまで適している方法は、ほかにないでしょう。金額は20〜30万円ほどかかりますが、絶対に間違いない不動産査定額を算出できます

後悔ない財産分与を行えるはずです。

不動産鑑定士による査定についてのさらに詳細については「不動産査定は鑑定士にしてもらうべき?不動産業者の査定との違いとは」に詳しく解説しています。

もし、お互い揉めないということであれば、通常の不動産会社の無料査定でOKです。

不動産を高く売るなら不動産一括査定は欠かせない

不動産を高くスムーズに売りたい!

そう考えるなら2つのポイントがあります。

  1. あなたの不動産に強い会社を見つけること
  2. あなたと相性の良い不動産会社を見つけること

2つ書きましたが、まとめると「信頼できる不動産会社を見つけること」。

ただ、信頼できる不動産会社と言われても、探せられないですよね…

そんな時に便利になるのが不動産一括査定サイトです。

不動産一括査定サイト(サービス)を利用すると、あなたの売りたいと思っている不動産情報と個人情報を入れるだけで、適切な不動産会社を自動的にマッチングし、複数の不動産会社へ一度に査定依頼が行えます。不動産一括査定を利用

不動産一括査定を使うと、あなたの複数の不動産会社を一気に見つけることができます。

不動産一括査定のオススメランキング

不動産一括査定のオススメランキング

筆者が考える不動産一括査定のオススメランキングをお伝えします。

不動産一括査定も様々ありますが、やはり家やマンション、土地は高額になりますので、より得意としている会社を見つけたいですよね。

サイトを選ぶ基準としては下記3つ。

不動産一括査定を選ぶときの3つの基準

  • 大手不動産会社に最低でも1社は査定が行えること
  • 中堅や地域密着の不動産会社にも査定が行えること
  • 不動産一括査定の運営会社がしっかりしていること
ポイントは、大手から地域密着の不動産会社まで幅広く依頼をすること。

大手は取引実績が豊富な分、やっぱり売却力があります。

ただし、お客さんをたくさん抱えているため、仕事のやり方がマニュアル通りといった感じ。

逆に中堅や中小・地域密着の不動産会社は社長自らが対応してくれたりします。

不動産一括査定を1つだけ使っても、大手不動産会社が見つからなかったり、逆に大手のみしか依頼できない場合が多々あります。

筆者としては、不動産は高額商品になるので、時間が掛かっても複数の不動産一括査定を使って、大手、中堅、地域密着の不動産会社それぞれに依頼することをオススメしています。

当サイトがオススメする不動産一括査定サイトの賢い選び方

3つのチェックで分かる!不動産査定サービス診断

都市部や県庁所在地など人口が多いエリアの物件にオススメ

  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue
  2. 大手・中堅や地域密着が探せる「HOME4U
  3. 知名度No.1ポータルサイトの実績を活かした「SUUMO
  4. 両手仲介なしの売り手専門「SRE不動産(※旧ソニー不動産)

都市部での一括査定サイトの活用法についてはこちらの記事で詳しく解説しております。

田舎や地方の人口の少ないエリアの物件にオススメ

  1. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「イエウール
  2. 地域密着の不動産会社を多く探せる「ホームズ
  3. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「HOME4U

地方での一括査定サイトの活用法についてはこちらの記事で詳しく解説しております。

収益・投資用物件にオススメ

  1. 投資物件に特化した一括査定サイト「リガイド
  2. マンションに強く賃料査定も可能な「マンションナビ
  3. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue
  4. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「HOME4U

投資物件の売却に特化した「リガイド(RE-Guide)」をベースに、物件特性に合わせて他の一括査定サイトの併用がオススメです。

それでは、各一括査定サイトの特徴をカンタンに紹介していきます。

安心感抜群!大手6社に唯一依頼ができる「すまいValue」
すまいValue
対応エリア全国
対応対応物件種別マンション/一戸建て/土地/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟
サービス開始年月2016年10月
実績年間成約件数 11万件
提携会社数6社
同時依頼数6社
机上査定対応
備考欄・要望可能
小田急不動産、住友不動産販売、野村の仲介、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、三井のリハウスの超大手不動産会社6社が全て参加している唯一の不動産一括査定サイトです。

これら6社で日本の仲介取引の1/3以上を占めるほど大きい会社ですので、対応地域の人は間違いなく依頼しておくべき一括査定サイトです。

他の一括査定サイトは、すまいValueが依頼できる国内TOP3(三井不動産リアルティネットワーク、住友不動産、東急リバブル)の不動産会社には依頼ができませんので、これらの不動産会社に査定依頼したい方はすまいValueの利用をオススメします。

「すまいValue」を使う際には注意が必要
すまいValueが依頼できる超大手は売主、買主両方を相手する両手仲介の可能性が高くなります。
その対策として、筆者としては、「すまいValue」を使う際は、売主専門で大手の「SRE不動産(旧ソニー不動産)」も併せて申し込んでおくことをオススメします。
SRE不動産(旧ソニー不動産

SRE不動産は、エージェント制を採用している、国内では数少ない不動産会社で、以前がソニー不動産という名称でした。

エージェント制とは、分かりやすく言うと、売主の立場で徹底的にサポートしてくれるということです。

他の不動産会社と違いSRE不動産は買主を担当しないので、「無理にでも売却金額を下げて」不動産取引を成立させるということはまずありません。

SRE不動産の対象エリアである、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、京都、奈良在住の方は申し込んでおくことをオススメします。

安心のNTTグループが運営!「HOME4U」
HOME4U
対応エリア全国
対応対応物件種別マンション一室/一戸建て/土地/ビル一室/店舗・事務所・倉庫/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/その他
サービス開始年月2001年11月
実績売却査定数累計40万件
提携会社数約1,500社
同時依頼数6社
机上査定対応
備考欄・要望可能

HOME4Uは、NTTグループが2001年から運営している日本初の一括査定サイトです。

長い歴史と実績から培ったノウハウを活かし、不動産会社を優良会社に厳選しているのが特徴です。

HOME4Uでは、個人向けのマンションや戸建て、土地だけではなく、アパート一棟や店舗・事務所・倉庫などの収益物件も査定できますので、不動産売却を検討しているなら、HOME4Uを利用しておけば間違いないでしょう。

また、PCやスマホ入力が面倒な方は電話代行もあり大変便利です。

※TEL:0800-080-4326 受付時間:平日10時30分~18時

知名度No.1ポータルサイトの実績を活かした「SUUMO」
スーモ(SUUMO)の一括査定とは?有名不動産ポータルサイトを使った売却方法を解説
対応エリア全国
対応対応物件種別マンション/一戸建て/土地
サービス開始年月2009年8月(前身は『住宅情報ナビ』で1976年から運営)
実績月間訪問者数 約2188万人
提携会社数2,000社以上
同時依頼数10社以上
机上査定対応
備考欄・要望可能
スーモは、不動産ポータルサイトとしては言わずと知れたメジャーなサイトであり、アットホーム、ホームズ含めて3大ポータルサイトと呼ばれることが多いです。

スーモは、買主や借主向けに物件広告をインターネット上に展開しており、住宅の売買や賃貸をする際に多くの方がスーモを利用します。

基本的には買主または借主向けのサイトですが、売主向けに不動産一括査定サービスも行っており、査定依頼できる不動産は、「マンション」「一戸建て」「土地」の3つです。

事務所や店舗、工場、倉庫、アパート、1棟賃貸マンション等の物件を査定依頼は出来ず、個人がマイホームやマンションを売却する際に利用できる不動産一括査定サービスになります。

利用者No.1!大手・中堅から地域密着まで探せられる「イエウール」
イエウール
対応エリア全国
対応対応物件種別マンション/一戸建て/土地/ビル一室/店舗・事務所・倉庫/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/区分マンション(収益)/区分ビル(ビル一室)/農地
サービス開始年月2014年1月
実績累計利用者数 1,000万人以上
提携会社数1,600社以上
同時依頼数6社
机上査定対応
備考欄・要望可能
イエウールは、提携会社が 1,600社以上の一括査定サイトです。

イエウールの運営会社は株式会社Speeeで、JASDAQスタンダード市場への新規上場を承認され、2020年7月10日(金)に上場しています。

査定の情報入力画面がLINE風になっており、質問に沿って入力やタップ・クリックしていくだけなので、誰でも簡単に入力できます。

地方の不動産会社を含め、提携会社数が多く、会社がヒットしなかった場合のサポートまで整備されているため、田舎の物件を売りたい方は是非使いたい一括査定サイトです。

地域密着の不動産会社も多数参加!「ホームズ」
ホームズ
対応エリア全国
対応対応物件種別 マンション/一戸建て/土地/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/倉庫・工場
サービス開始年月2008年12月
実績サービス利用者数 736万人
提携会社数2,766社
同時依頼数6社
机上査定対応
備考欄・要望可能
ホームズは、賃貸で有名で知名度抜群のサービスですが、一括査定サイトも展開しています。

不動産会社も多数参加しており、地域密着の不動産会社や投資物件に強い不動産会社を探せるのが大きな強みで、匿名査定にも対応しています。

ホームズを運営しているのは東証1部上場の株式会社LIFULLで、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」、国内規格「JIS Q 27001」の認証を取得しており、個人情報の取扱いも徹底されています。

厳重な情報セキュリティを確保しているため、その点でも安心して利用できます。

旧SBIグループが運営!「リガイド」
リガイド
対応エリア全国
対応対応物件種別 マンション/一戸建て/土地/ビル/事務所/マンション一棟/アパート一棟/事務所・ビル一棟
サービス開始年月2006年7月
実績データなし
提携会社数800社以上
同時依頼数10社
机上査定対応
備考欄・要望可能
リガイドは、もともと一括査定サイトではなく不動産会社が運営する査定サイトであり、現在は株式会社ウェイブダッシュにより運営されています。

そのような背景もあり、投資物件に強い不動産会社が多数参加しているのが特徴、サイト内にプロが好む収益物件の紹介サイトもあります。

「マンション一棟」や「事務所・店舗ビル一棟」、「事務所・店舗ビル一室」等の個人投資家が保有するような不動産も査定することができます。

収益性の高い不動産を所有している方やマンション一棟を所有している方に特にオススメの一括査定サイトです。

マンションに強く賃料査定も可能な「マンションナビ」
マンションナビ
対応エリア全国
対応対応物件種別マンション
サービス開始年月2011年8月
実績年間2万人プロ査定利用
提携会社数2,500店舗
同時依頼数9社(売買6社+賃貸3社)
机上査定対応
備考欄・要望可能
マンションリサーチ株式会社という会社が運営しており、2011年よりサービスが開始されています。

対応しているエリアは全国で、提携している不動産会社の店舗数は2,500店舗と公表されています。

マンションナビの最大の特徴としては、マンション査定に特化している点です。

一括査定サービスは「プロ査定」という名称でサービス提供がされていますが、それとは別にマンションナビでは「AI査定」というサービスも提供しています。

「AI査定」はマンション名を指定するだけで該当するマンションの価格と賃料の相場が無料で表示される優れモノです。

相場だけでなく、販売履歴や周辺物件と比較した物件の特徴、売り出し時期や販売価格を決める参考資料、建物価格の情報等も調べることができます。

「AI査定」の結果画面からは一括査定サービスに直接申し込むことができ、その際は、住所やマンション名等の情報が引き継がれるため、入力の手間も省けて便利です。

マンションの売却を検討している方なら気軽に「AI査定」だけでも使ってみて損はないサービスです。

分類別にオススメのサイトは「不動産一括査定サイトのオススメランキング!分類別に徹底解説」で詳しく解説しています。

まとめ

以上、離婚における財産分与でつかえる不動産査定について紹介させて頂きました。

しっかりとした金額をだしたいなら、不動産鑑定士を使うべきだということを理解いただけたと思います。

今後不動産査定をする際は、今回ご紹介した情報をぜひご参考ください。