なんで無料?不動産一括査定サイトの仕組みやメリット・デメリットを徹底解剖!
更新日:2021/3/31

家を売ろうと、ネットで色々調べ始めると無料の「不動産一括査定サイト」をよく見かけませんか?
「無料と聞くとかえって不安」と思う方も多いのではないでしょうか?
何か裏があるのではないかと疑ってしまいますよね。
今回はそんな不動産一括査定サイトについて下記の疑問を持っているような初心者向けに徹底解説していきます。
・なんで無料で利用できるの?怪しくはない?
・どうやって使ったらいいの?
結論から先に言ってしまうと、売却依頼をする不動産会社が決まっていないのであれば不動産一括査定サイトの活用は鉄則です!
査定を受ける側だった元・不動産業者である筆者としては、下記のような活用の仕方をオススメします。
- 複数の不動産一括査定サイトで申し込む
- 複数社からの机上査定の結果を比較検討
- 厳選した2〜3社程度に訪問査定を依頼
- 訪問査定を踏まえて不動産会社選定
この記事を読めば、あなたが知っておくべき「不動産一括査定サイト」に関する知識はすべて網羅できますよ!
不動産一括査定サイトとは?
まず、最初に不動産一括査定サイトについて説明します。
もし、既に概要をご存知の方は、次章の「不動産一括査定サイトの4つのメリット」まで進んでください。
簡単に複数の不動産会社に査定依頼ができるサービス
不動産一括査定サイトを一言でいうと、複数社から査定依頼が行えるサービスです。
不動産一括査定サイトを利用すると、あなたの売りたいと思っている不動産情報と個人情報を入れるだけで、適切な不動産会社を自動的にマッチングし、複数の不動産会社へ一度に査定依頼が行えます。
一括で査定依頼した後は、不動産会社から査定額の提示を待つのみです。
不動産一括査定サイトの登場により1件1件、電話して査定依頼をする必要が無くなったのです。
不動産一括査定サイトは、いつでもどんな場所からでも申込みが可能。
手軽に複数の不動産会社に査定依頼し、比較検討できるとても便利なサービスです。
不動産一括査定サイトの仕組み・無料で使える理由
不動産一括査定サイトは「無料」で利用できます。
しかし、「なぜ、無料なの?」「良いことばかりで無料だと、怪しい」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか?
無料で運営出来ている理由としては、「不動産会社からの紹介料で儲けているから」の一言になりますが、本記事では、不動産一括査定サイトのビジネスモデルを紐解いていきながら解説していきます。
というのも、不動産一括査定サイトのビジネスモデルを理解することで、メリット・デメリット、注意点についての理解も深まるからです。
まず、不動産一括査定サイトを取り巻く、登場人物は以下のとおりです。
- サイト運営会社:不動産一括査定サイトの運営元
- 不動産売却検討者:不動産一括査定サイトのユーザー
- 不動産仲介会社:不動産一括査定サイトに登録されている不動産会社
- 不動産購入検討者:不動産を探している購入検討者
不動産一括査定サイトが無料で使える理由
まず、ビジネスの根本となる、「誰」のどんな「悩み」を解決しているのかについて見ていきます。
ひとつは、不動産売却検討者の「一社ずつ査定依頼をするのが面倒」「複数社を比較検討したい」といった悩みです。
それともうひとつが、不動産仲介会社の「見込客の集客を効率化したい」という悩みです。
「不動産会社からの紹介料で儲けている」と前述しており、察しがついた方もいるかと思いますが、不動産会社は、見込客の情報を提供してもらう度に、一括査定サイト側に紹介料を支払っているのです。
その為、不動産一括査定サイトのユーザーである売却検討者は無料でサイトを使うことが出来るという仕組みになっています。
裏話になりますが、不動産会社は査定依頼を一括査定サイトから受ける度に、1~2万円程度の紹介料をサイト側に支払っているそうです。
不動産会社との媒介契約を結んだ後のお金の動き
不動産一括査定サイトの収益モデルと、なぜ無料展開が可能なのか、についてご理解頂けたかと思います。
次に一括査定サイトを活用し、不動産会社との媒介契約を結んだ後のお金の動きを見ていきたいと思います。
※「媒介契約」とは不動産会社に正式に売買の仲介を依頼するとき締結する契約のことです。
まず、一括査定サイト側にお金を払ってまで見込客の情報収集をしている不動産仲介会社ですが、そもそも、不動産仲介会社の儲けは仲介手数料です。
売買契約を締結出来た段階で初めて仲介手数料が手に入ります。
逆に言うと、上記イラストのB社やC社のように選ばれなかった不動産会社は一括査定サイトに紹介料を支払うだけに終わってしまいます。
そんな経緯もあり、一括査定サイトを活用した場合、不動産会社としては、「紹介料を無駄に出来ない」「他の不動産会社に負けられない」と、競争原理が生まれて一生懸命になってくれます。
裏を返すと競争に勝つために、売れもしない高すぎる査定額を提示したり、しつこい営業電話をかけてくる不動産会社もなかには存在します。
その点に関しては、対策も含めて本記事で追って解説しています。
また、裏話になりますが、一括査定サイトが一度に同時に依頼できる不動産会社数を数社にとどめているのは、その数を増やすほど、不動産会社側の旨味が弱くなってしまうからです。
一括査定サイトに参画するメリットが弱くなれば、不動産会社から提携を解除されたり、新規の提携獲得も難しくなってしまいます。
そのため、技術的に可能だとしても、一度に同時に依頼できる不動産会社数は一括査定サイト側で、一定数にとどめているそうです。
不動産会社が物件を買い取ってくれるわけではない
仲介手数料のイラストで分かるとおり、不動産売却は基本的に不動産会社があなたの物件を買い取ってくれるわけではありません。
あくまで、買主を探して売却の仲介をしてくれるのが不動産仲介会社です。
不動産仲介会社にも物件のエリアや種別などの物件特性により得意・不得意が存在します。
かつ、不動産一括査定サイトは提携している不動産会社の傾向にそれぞれ違いがあります。
つまり、物件特性によって、不動産一括査定サイトを使い分けていく必要があるということです。
不動産一括査定サイトの4つのメリット
ここまで、不動産一括査定サイトの仕組みに関して解説してきましたが、この章では、不動産一括査定サイトのメリットについてお伝えしていきます。
メリット1:複数の不動産会社へ手軽に査定依頼ができる
不動産一括査定サイトの最も分かりやすいメリットは、複数の不動産会社に一気に査定依頼ができること。
1社1社不動産会社を探して、不動産会社に依頼するたびに同じような情報を説明するのは面倒です。
不動産一括査定サイトは1回の情報入力で一気に複数社に依頼が行えるので効率的で大変便利です。
メリット2:査定額を比較し、適正価格(相場)が分かるようになる
複数社の査定額を比較することで、売却の適正価格(相場)がつかめるようになります。
逆に言うと1社だけの査定額を見るのは危険ということ。
一社のみで判断してしまうと、以下のようなリスクが大きくなります。
もし1社の査定額しか見ていなかったら
- 低い査定額:本当はもっと高く売れるはずの不動産が、低い売却価格になってしまう
- 高い査定額:ずっと売れ残り、いつまで経っても売れない
これらを失敗を防ぐためにも、不動産一括査定サイトで複数社の査定額を比較して、相場をつかむことはとても大事なのです。
ただし、前述したとおり、不動産一括査定サイトを使うと、競合に勝つために売れもしない高すぎる査定額を提示する不動産会社も存在します。
その点に関しては、「注意点3.高すぎる査定額を提示する不動産会社が存在する」の章で解説しています。
メリット3:相性がいい不動産会社が見つかりやすくなる
- A不動産は京王線沿いの不動産は強い
- B不動産は都心部のマンションに強い
- C不動産は田舎の土地に強い
など、不動産会社にもエリアや物件種別などの要素で、得意・不得意があります。
例えば、小田急不動産は小田急沿線の不動産は強い、というのは分かりやすい例です。
物件の種類で考えると、小さな街の不動産会社がビルの一棟売りなど、規模の大きな取引が得意とは考えづらいのはイメージしやすいでしょう。
複数の不動産会社から話を聞いてみることで、あなたの不動産に強い会社が見つかる可能性がグッと上がります。
また、不動産一括査定サイトが提携している不動産会社でもサイトごとにそれぞれ傾向に違いがあります。
大手不動産会社のみを集めたサイトもあれば、幅広い物件種別に対応できるサイト、投資用物件に強いサイトなど、様々です。
つまり、物件によって選ぶべき一括査定サイトも変わってくるということです。
「物件」と「不動産会社」の相性について解説しましたが、不動産会社の営業マンとの相性も重要なポイントです。
正直なところ、営業マンはピンキリです。ものすごく丁寧に説明してくれる営業マンもいれば、強引な営業マンも存在します。
ただ、「丁寧な説明は不要だから、強引でも早く高く売ってくれればいい」という人も中にはいます。
人によって、フィーリングが合う営業マンは異なります。
複数の不動産会社を比較することで、あなたと相性がいい不動産会社の営業マンを見つけやすくなります。
メリット4:相場の確認だけでも使える
不動産一括査定サイトは売却の意思が固まっておらず、相場の確認目的だけでも利用可能です。
中には相場を知って、金額によっては売却を検討する方もいると思います。
不動産一括査定サイトに申し込んだからと言って、必ず不動産会社と仲介契約を締結を強制されるものではありません。
売却自体を迷っている段階でも「個人情報の記入がどうしても嫌だ」ということでなければ、気軽に使ってみることをオススメします。
また、おおよその相場の確認のみであれば、オンラインで完結する机上査定で対応可能です。
不動産会社の査定は基本的に、「机上査定」と「訪問査定」の2つがあります。
査定依頼時に入力した情報を元に算出するのが「机上査定」で、実際に物件を不動産会社の担当者に見てもらって算出してもらうのが「訪問査定」です。
景観の問題や物件周囲の状況など、見ないとわからない点が反映されていないため、机上査定はあくまで目安の査定となりますが、売却意思が確定していない段階の相場をつかむ意味では問題ないでしょう。
もし、机上査定の結果を見て、売却を本気で検討したくなった場合は、そのタイミングで訪問査定のステップに進めばよいのです。
具体的な、机上査定での依頼の方法については、「不動産会社からの営業電話を回避する2つの方法」の章で解説しています。
以上が不動産一括査定の4つのメリットでした。
不動産一括査定サイトの3つのデメリット
メリットの次に、この章では、不動産一括査定サイトの気になるデメリットについて解説していきます。
デメリット1:一括査定サイトに登録されていない不動産会社には申し込めない
不動産一括査定サイトの運営者は、不動産会社に対して「うちの不動産一括査定サイトに参加しませんか?」という営業をして、不動産会社を増やしています。
つまり不動産一括査定サイトごとに参加している不動産会社数は異なります。
主な不動産一括査定サイトの提携業者数
- イエウール → 1,600社以上
- イエイ → 1,700社以上
- リビンマッチ(旧スマイスター) → 2,600事業所
- HOME4U → 約1,500社
- リガイド → 800社以上
- すまいValue → 6社
そして、ほとんどの不動産一括査定サイトの対象エリアは日本全国です。
ただし、日本全国のすべての不動産会社が見つかるわけではないということ。
特に地域密着の不動産会社などは、不動産一括査定サイトと提携していない可能性が高いです。
もし、あなたが「信頼できる不動産会社を知っている」のであれば、不動産一括査定サイトを使わず最初からその不動産会社に依頼するのも手です。
また、ビジネスモデルから考えて、複数の一括査定サイトと提携するのは、不動産会社にとってリスクがあります。
なぜなら、紹介料は反響課金なので、複数サイトと提携した場合、同一物件に重複して紹介料の支払いが発生する可能性があるからです。
紹介料は1件1~2万円程度と、なかなか高額なので重複を排除したいという気持ちはご理解頂けるかと思います。
その為、複数の不動産一括査定サイトがあるなかで、ひとつだけに絞って提携する不動産会社も多くあります。
逆に言うと、一括査定サイトを使う際は、複数の不動産一括査定サイトを使って探していくことがポイントになるのです。
デメリット2:評判が悪い不動産会社に当たる可能性がある
不動産一括査定サイトは不動産会社からの紹介料で成り立っていると前述しました。
つまり、不動産一括査定サイト運営者は、紹介料を多くもらうために、1つでも多くの不動産会社に参加してもらいたいと思っています。
もし、一括査定サイトの運営者側が自社の儲けばかりを考えていると、悪徳の不動産会社などお構いなしに、自社に参加してもらおうとします。
そのため、不動産一括査定サイトによっては悪徳業者が多く登録されていることが考えられます。
不動産一括査定サイトを使う際は、「信頼に値する不動産一括査定サイトなのか」という点はしっかりチェックしなければいけません。
本記事では、サイトの実績や評判・口コミなどを、隅々まで比較検討し、信頼できるサイトをオススメしています。
デメリット3:しつこい営業電話がかかってくる可能性あり
営業電話に関しては不動産一括査定サイトを利用するうえでは、仕方がないデメリット。
あなたの売却予定の不動産が魅力的であればあるほど、営業電話が必死に掛かってきます。
下記、Twitterを引用しました。
家の不動産売却(と言っても全然安いやつ)に挑戦しようと一括査定申し込んだら、電話がひっきりなしになって、電話嫌いには大変つらい。態度が気に入らないことが多いし営業されるの苦手。
でも話さないと始まらないし、ほんとつらい。仕事よりやだ。でも親が元気なうちにがんばらないと…
— 梅之丞 (@umenojo_a) June
23, 2020
おそらくこの方は、築10年以内の物件や都心部などの人気エリアなのでしょう。
不動産会社はあなたの不動産を仲介することで売上が立つビジネスをしています。
つまり、不動産会社からすると
- 一括査定依頼をした人(売上の種)と早くコンタクトを取りたい
- 一番最初にコンタクトを取り、専任契約(他社の不動産会社への依頼はNGとする契約)を締結したい
わけです。更に一括査定サイト側への紹介料も発生しています。
各社、必死に営業電話が掛かってくるのも理解できると思います。
不動産会社からの営業電話を回避する2つの方法
1つが個人情報不要の匿名の不動産査定サイトを使うことです。
有名なところでいくと賃貸で有名な「HOMES」やAIが相場を算出する「HowMa」が有名。
ただし、かなり大雑把な相場になってますので、査定の精度はイマイチと思っておきましょう。
というのも想像付くと思いますが、不動産は市況はもちろんのこと、あなたの家やマンションの状態によって大きく左右されるのです。
もうひとつ、オススメできる方法は「机上査定」+「コメント」です。
「メリット4:相場の確認だけでも使える」の章でも解説した机上査定ですが、基本的にオンラインで完結できる為、営業電話を少なくすることが可能です。
不動産一括査定サイトで申し込む際に「机上査定」を選択することで対応可能です。
例えば、下記当サイトでオススメしている1つ「HOME4U」の入力画面。赤枠で囲ったところの「机上査定」を選択すればOKです。
「HOME4U」査定の方法欄のキャプチャ
さらに、「ご要望・ご質問」の欄が最後にありますので、「連絡はメールでのみ希望」と一言、コメントを添えておきましょう。
「HOME4U」ご要望・ご質問欄のキャプチャ
不動産一括査定サイトに参画している不動産会社の方も以下のように言っています。
【豆知識】不動産の一括査定を利用すると、猛烈に各社の担当者から直接電話が掛かってきます。電話の方が詳細や今後の流れ等色々聞ける点で、真剣に売ることを考えている場合お互いに良いですが、抵抗のある方はメールでのみ希望、とだけ書くだけで効果はあります。
— 不動産屋の中の人 (@kimagurefudosan) September 26, 2019
筆者は、何度もこの方法で何度も申し込みしており、査定額をメールのみで入手しております。
ただ、机上査定も簡易的な査定であることには変わりありません。
売るつもりであるのであれば、訪問査定を受けて正確な査定額を出してもらった方が売却期間が短くなり、結果高く早く売れる可能性が上がります。
ここまで、不動産一括査定サイトのメリットとデメリットについて解説してきました。
長くなったので、まとめておさらいしておきましょう。
不動産一括査定サイトの3つのデメリット
気になるデメリットに関しては、筆者の方で、信頼できる一括査定サイトを厳選しておりますので、当サイトがオススメしている不動産一括査定サイトを選べば問題ないでしょう。
とは言われても、まだ不安に感じる方もいるでしょう。
次に、実際に不動産一括査定サイトを利用した人の口コミ・評判を見ていきましょう。
不動産一括査定サイトを利用した人の口コミ・評判
不動産一括査定サイトの利用者は年々増加しています。
ネット上で調べてみても、口コミを探せるようになりました。
ただし、ネット上の口コミを見るうえで気を付けなければならないことがあります。
運営会社の口コミは、「悪い口コミを削除している可能性が高い」こと。
そこで、今回は匿名で自由気ままに感想が書いてあるTwitterから悪い口コミを中心にまとめてみました。
電話がたくさん掛かってくる
不動産一括査定ってwebでやったら瞬間に
電話回線パンクしましたこれはいらん電話番号でやるべきやった・・・・
— こってり☆青DIA 赤さふぁいあ🍖🎹 ピアノ (@awaawa114514) November 22, 2019
不動産一括査定をしたら電話が鳴りっぱなし、、、#もふもふ不動産
— guesthouse55 (@55guesthouse55) February 8, 2019
やはり書かれていたのは業者からの電話のことでした。
筆者の地域では、そこまでしつこい電話は掛かってきませんでしたが、金額が大きくなる築浅の物件などでは不動産会社も仕事が取りたいがために必死に電話が掛かってくるでしょう。
ただし、裏を返せばそれだけその物件に需要があるということ。
下記の人も書いていますが、そういった営業マンの方が買主もしっかり見つけてくれますので、一概に電話が悪いとは言えないというのが筆者の見解です。
不動産一括査定サイトの評判を読んでると、しつこい営業電話がかかってきて嫌と書かれてたりするけど、あまり行儀が良すぎる営業マンだと、お客さんを逃してしまうかもしれません。自分の不動産を預けるなら遠慮なく電話できる営業マンを選んだ方が良くないですか?#不動産
— miya@不動産ライター/相互フォロー (@shin71250070) November 21, 2019
不動産一括査定サイトを利用する上での3つの注意点
ここまでで、不動産一括査定サイトの概要をご理解頂けたかと思います。
この章では、不動産一括査定サイトを利用する上での注意点について解説していきます。
不動産一括査定サイトを利用する上での3つの注意点
- 不動産一括査定は“匿名”で利用することはできない
- 参加社数は安易に信用しない
- 高すぎる査定額を提示する不動産会社が存在する
注意点1.不動産一括査定サイトは“匿名”で利用することはできない
不動産の査定額が知りたいけど、「匿名で利用したい」という方もいるでしょう。
残念ながら、不動産一括査定サイトは“匿名”での利用はできません。
「個人情報の入力がどうしても嫌」という方であれば、かなり大雑把な相場確認となってしまいますが、「HOMES」や「HowMa」などの匿名の不動産査定サイトの活用がオススメです。
「営業電話が嫌」ということであれば、前述した「机上査定」+「コメント」の方法で不動産一括査定サイトでも、営業電話を避けることが出来ます。
詳しくは「不動産会社からの営業電話を回避する2つの方法」で解説しています。
注意点2.不動産会社の提携業者数だけで選ばない
不動産一括査定サイトの運営者は、不動産会社の参加社数や提携社数をアピールしています。
不動産一括査定サイトが発表している提携業者数は下記の通り。
主な不動産一括査定サイトの提携業者数
- イエウール → 1,600社以上
- イエイ → 1,700社以上
- リビンマッチ(旧スマイスター) → 2,600事業所
- HOME4U → 約1,500社
- リガイド → 800社以上
- すまいValue → 6社
ここで、単純に提携業者数だけで選ばないようにしてください。
実は不動産一括査定サイトによって数え方が異なっていたりします。
例えば、イエウールは「A不動産 A支店、A不動産 B支店」を2と数えています。対してHOME4Uは1と数えています。
筆者が各不動産一括査定サイトの提携会社の詳細を調べてみたところ、単純に数字上ではイエウールの方が1,900社と多く見えますが、実際はHOME4Uの1,300社の方が多い結果となりました。
つまり、HOME4Uの方が多くの不動産会社を探すことができる可能性が高いということ。
このように単純に提携業者数だけを見ていては分からない落とし穴があるわけです。
注意点3.高すぎる査定額を提示する不動産会社が存在する
不動産会社のなかには、競合会社に勝つために売れもしない高すぎる査定額を提示する会社も存在します。
何も知らずに、査定額だけを見て依頼してしまうのは、かなり危険です。
この方は、不動産会社の人ですが、売主に忠告をしています。
楽待とか不動産売却一括査定を複数社登録している弊社です。
高い査定額を出したからって、その値段で売れることを約束するものじゃないから、
ユーザーには変な期待はしないで欲しいし、
不動産業者は、そういうテキトーな数字を提示しないで欲しい。くじけず今日も査定します!!#売却査定
— 株式会社KTY四谷事務所(代表者がアレな不動産会社) (@info_kty) August 3, 2018
不動産会社が提示する査定額は、あくまでも予想売却価格。その査定額で売れる保証はありません。
高すぎる査定額のまま売りに出しても、売れ残ってしまう可能性が高くなります。
これが1社だったら高すぎる査定額かどうかも見わけが付きません。
複数社に査定額を提示してもらうことで「適正な価格」を見定めたうえで不動産会社を選ぶことが大切です。
不動産一括査定サイトの申し込み方法・その後の流れ
不動産一括査定サイトの申し込み方法
ここまでで、不動産一括査定サイトの有益性が使う際の注意点について解説してきました。
次に、この章では、一括査定サイトの申し込み方法について解説していきます。
不動産一括査定の申し込み方法はとても簡単です。基本的には、あなたの物件情報と個人情報を入力するだけで完了します。
実際に筆者が「すまいValue」を使って申し込みをした時の画面です。
すまいValueの申し込みの流れ
- 物件情報を入力・選択
- 個人情報を入力・選択
- 不動産会社を選択・査定依頼
- 完了
※他の不動産一括査定もほぼ同じ流れです。
スマホでも3~5分ぐらいあれば申し込めが可能。一瞬で複数の不動産会社が見つかります。
不動産一括査定サイトを使った後の流れ
次に、不動産一括査定サイトから、申し込みを行った後の具体的な流れと注意点について解説していきます。
具体的な流れとしては以下の通りです。
- 申し込みした不動産会社からメールで連絡が届く
- メールでやり取りをした後、机上査定の結果が届く
- 複数社からの机上査定の結果を比較検討し2〜3社程度に厳選
- 厳選した会社に対して訪問査定を依頼
- 訪問査定の結果をもとに最終的に依頼する不動産会社を決める
- 契約を決めた不動産会社と一緒に売却活動を開始
ここでは、机上査定が届いてからの注意点やポイントに絞って解説していきたいと思います。
会社を絞り込む際のポイント
机上査定と訪問査定を受けて、実際にお世話になる会社を絞り込んでいくわけですが、その際のポイントについて解説していきます。
まず、複数社の査定金額を比較した際に、明らかに高額な会社がある場合は、信頼性に欠けるため、除外としましょう。
そのうえで、残った会社の査定金額も鵜呑みにせず、査定金額の根拠を直接担当者にヒアリングしてみましょう。
明確な根拠を出せない不動産会社は信頼性に欠けると判断してよいでしょう。
例えば、下記は筆者が三井のリハウスからもらった査定額の根拠です。
このように査定額には根拠があるのです。
「競合物件がいくらで売り出されているのか」などを聞いて、競合分析もしっかり行った上での査定額なのか確認してみるのも良いでしょう。
査定金額の妥当性・信頼性という面の他に、不動産会社の担当者で選ぶのもひとつの選定基準となります。
担当者のメールや電話のやり取り、訪問査定で実際に対面した際の振る舞いも、立派な選定基準です。
売却に向けて一緒に頑張っていくなかで、あなたと相性がいい不動産会社の担当者に依頼することは最終判断の際、大切になってきます。
会社選びのポイントに関しては、「複数社比較が鉄則!不動産売却の業者選びのポイントを徹底解説」の記事で詳しく解説しております。
訪問査定の際に準備するべきこと
机上査定の結果を比較検討し2〜3社程度に厳選したら、訪問査定に進みましょう。
訪問査定の際には、以下の書類があると、スムーズに進行できます。
- 購入時の売買契約書や重要事項説明書
- 権利書、マンションの規約書(マンションの場合)
- 物件の図面が載っている購入時の販売パンフレット
不動産会社から事前に用意してほしい書類を頼まれるケースもあるので、その場合も準備を進めましょう。
不動産売却時に必要な書類などの基礎知識に関しては、「不動産売却の全てを知るプロが解説!流れや注意点・費用まで完全ガイド」の記事で詳しく解説しております。
不動産会社と契約する際の注意点
訪問査定の結果をもとに最終的に依頼する不動産会社を決めた後、選んだ各不動産会社と契約を結ぶことになります。
契約の際は、選りすぐった複数社の不動産会社と契約を結ぶことが大切です。
そうすることで各不動産会社も一生懸命に活動してくれるようになります。
その時に注意するべき点が、「一般媒介契約で締結する」ということです。
実は不動産会社との契約には下記の3種類の契約方法があります。
- 一般媒介契約
- 専任媒介契約
- 専属専任媒介契約
大事なポイントだけ説明すると、複数の不動産会社と契約するのであれば「一般媒介契約」の一択のみになります。
不動産会社の言われるがままになり、「専任」契約をしてしまうと、その一社のみとの契約になってしまいます。
必ず「一般媒介契約」にして、複数社の不動産会社を競争させてください。
複数社の不動産会社への売却依頼や、媒介契約に関しては、「複数の不動産業者に売却依頼/主なメリットと注意点を徹底解説」の記事で詳しく解説しております。
筆者がオススメする不動産一括査定サイト
不動産一括査定サイトの使い方まで解説してきましたが、この章では、「どの不動産一括査定サイトを使えばいいの?」という疑問に対して、筆者のオススメを紹介していきます。
不動産一括査定サイトを選ぶ基準
まず、当サイトが不動産一括査定サイトを選ぶ基準としては下記3つとしています。
不動産一括査定を選ぶときの3つの基準
- 大手不動産会社に最低でも1社は査定が行えること
- 中堅や地域密着の不動産会社にも査定が行えること
- 実績があり、信頼できる不動産一括査定サイトであること
ポイントとしては、大手から地域密着の不動産会社まで幅広く依頼できることです。
大手と中小ではそれぞれ異なる強みがあり、どちらも見ていくことが大切になるからです。
元不動産業の筆者が選ぶ、オススメの一括査定サイトは下記の5つです。
下記のサイトをベースに、複数のサイトを使って、大手、中堅、地域密着の不動産会社それぞれに依頼するのが、オススメの使い方です。
あなたに合った不動産一括査定サイトが分かるフローチャート
ここまで説明を見ても1つ疑問が出るともいます。
「私の物件だとどのように申し込めばいいの?」
大丈夫です!誰でも分かるようにフローチャートにしてみました。
当サイトがオススメする不動産一括査定サイトの賢い選び方
都市部や県庁所在地など人口が多いエリアの物件にオススメ
- 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
- 大手・中堅や地域密着が探せる「HOME4U」
- 知名度No.1ポータルサイトの実績を活かした「SUUMO」
- 両手仲介なしの売り手専門「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」
都市部での一括査定サイトの活用法についてはこちらの記事で詳しく解説しております。
田舎や地方の人口の少ないエリアの物件にオススメ
地方での一括査定サイトの活用法についてはこちらの記事で詳しく解説しております。
次章では、フローチャートに掲載した筆者オススメの一括査定サイトについて、それぞれの特徴とポイントをまとめています。
安心感抜群!大手6社に唯一依頼ができる「すまいValue」
対応エリア | 全国 |
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対応対応物件種別 | マンション/一戸建て/土地/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟 |
サービス開始年月 | 2016年10月 |
実績 | 年間成約件数 11万件 |
提携会社数 | 6社 |
同時依頼数 | 6社 |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
小田急不動産、住友不動産販売、野村の仲介、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、三井のリハウスの超大手不動産会社6社が全て参加している唯一の不動産一括査定サイトです。
これら6社で日本の仲介取引の1/3以上を占めるほど大きい会社ですので、対応地域の人は間違いなく依頼しておくべき一括査定サイトです。
他の一括査定サイトは、すまいValueが依頼できる国内TOP3(三井不動産リアルティネットワーク、住友不動産、東急リバブル)の不動産会社には依頼ができませんので、これらの不動産会社に査定依頼したい方はすまいValueの利用をオススメします。
SRE不動産は、エージェント制を採用している、国内では数少ない不動産会社で、以前がソニー不動産という名称でした。
エージェント制とは、分かりやすく言うと、売主の立場で徹底的にサポートしてくれるということです。
他の不動産会社と違いSRE不動産は買主を担当しないので、「無理にでも売却金額を下げて」不動産取引を成立させるということはまずありません。
SRE不動産の対象エリアである、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、京都、奈良在住の方は申し込んでおくことをオススメします。
安心のNTTグループが運営!「HOME4U」
対応エリア | 全国 |
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対応対応物件種別 | マンション一室/一戸建て/土地/ビル一室/店舗・事務所・倉庫/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/その他 |
サービス開始年月 | 2001年11月 |
実績 | 売却査定数累計40万件 |
提携会社数 | 約1,500社 |
同時依頼数 | 6社 |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
HOME4Uは、NTTグループが2001年から運営している日本初の一括査定サイトです。
長い歴史と実績から培ったノウハウを活かし、不動産会社を優良会社に厳選しているのが特徴です。
HOME4Uでは、個人向けのマンションや戸建て、土地だけではなく、アパート一棟や店舗・事務所・倉庫などの収益物件も査定できますので、不動産売却を検討しているなら、HOME4Uを利用しておけば間違いないでしょう。
また、PCやスマホ入力が面倒な方は電話代行もあり大変便利です。
※TEL:0800-080-4326 受付時間:平日10時30分~18時
知名度No.1ポータルサイトの実績を活かした「SUUMO」
対応エリア | 全国 |
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対応対応物件種別 | マンション/一戸建て/土地 |
サービス開始年月 | 2009年8月(前身は『住宅情報ナビ』で1976年から運営) |
実績 | 月間訪問者数 約2188万人 |
提携会社数 | 2,000社以上 |
同時依頼数 | 10社以上 |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
スーモは、不動産ポータルサイトとしては言わずと知れたメジャーなサイトであり、アットホーム、ホームズ含めて3大ポータルサイトと呼ばれることが多いです。
スーモは、買主や借主向けに物件広告をインターネット上に展開しており、住宅の売買や賃貸をする際に多くの方がスーモを利用します。
基本的には買主または借主向けのサイトですが、売主向けに不動産一括査定サービスも行っており、査定依頼できる不動産は、「マンション」「一戸建て」「土地」の3つです。
事務所や店舗、工場、倉庫、アパート、1棟賃貸マンション等の物件を査定依頼は出来ず、個人がマイホームやマンションを売却する際に利用できる不動産一括査定サービスになります。
利用者No.1!大手・中堅から地域密着まで探せられる「イエウール」
対応エリア | 全国 |
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対応対応物件種別 | マンション/一戸建て/土地/ビル一室/店舗・事務所・倉庫/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/区分マンション(収益)/区分ビル(ビル一室)/農地 |
サービス開始年月 | 2014年1月 |
実績 | 累計利用者数 1,000万人以上 |
提携会社数 | 1,600社以上 |
同時依頼数 | 6社 |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
イエウールは、提携会社が 1,600社以上の一括査定サイトです。
イエウールの運営会社は株式会社Speeeで、JASDAQスタンダード市場への新規上場を承認され、2020年7月10日(金)に上場しています。
査定の情報入力画面がLINE風になっており、質問に沿って入力やタップ・クリックしていくだけなので、誰でも簡単に入力できます。
地方の不動産会社を含め、提携会社数が多く、会社がヒットしなかった場合のサポートまで整備されているため、田舎の物件を売りたい方は是非使いたい一括査定サイトです。
地域密着の不動産会社も多数参加!「ホームズ」
対応エリア | 全国 |
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対応対応物件種別 | マンション/一戸建て/土地/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/倉庫・工場 |
サービス開始年月 | 2008年12月 |
実績 | サービス利用者数 736万人 |
提携会社数 | 2,766社 |
同時依頼数 | 6社 |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
ホームズは、賃貸で有名で知名度抜群のサービスですが、一括査定サイトも展開しています。
不動産会社も多数参加しており、地域密着の不動産会社や投資物件に強い不動産会社を探せるのが大きな強みで、匿名査定にも対応しています。
ホームズを運営しているのは東証1部上場の株式会社LIFULLで、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」、国内規格「JIS Q 27001」の認証を取得しており、個人情報の取扱いも徹底されています。
厳重な情報セキュリティを確保しているため、その点でも安心して利用できます。
旧SBIグループが運営!「リガイド」
対応エリア | 全国 |
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対応対応物件種別 | マンション/一戸建て/土地/ビル/事務所/マンション一棟/アパート一棟/事務所・ビル一棟 |
サービス開始年月 | 2006年7月 |
実績 | データなし |
提携会社数 | 800社以上 |
同時依頼数 | 10社 |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
リガイドは、もともと一括査定サイトではなく不動産会社が運営する査定サイトであり、現在は株式会社ウェイブダッシュにより運営されています。
そのような背景もあり、投資物件に強い不動産会社が多数参加しているのが特徴、サイト内にプロが好む収益物件の紹介サイトもあります。
「マンション一棟」や「事務所・店舗ビル一棟」、「事務所・店舗ビル一室」等の個人投資家が保有するような不動産も査定することができます。
収益性の高い不動産を所有している方やマンション一棟を所有している方に特にオススメの一括査定サイトです。
マンションに強く賃料査定も可能な「マンションナビ」
対応エリア | 全国 |
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対応対応物件種別 | マンション |
サービス開始年月 | 2011年8月 |
実績 | 年間2万人プロ査定利用 |
提携会社数 | 2,500店舗 |
同時依頼数 | 9社(売買6社+賃貸3社) |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
マンションリサーチ株式会社という会社が運営しており、2011年よりサービスが開始されています。
対応しているエリアは全国で、提携している不動産会社の店舗数は2,500店舗と公表されています。
マンションナビの最大の特徴としては、マンション査定に特化している点です。
一括査定サービスは「プロ査定」という名称でサービス提供がされていますが、それとは別にマンションナビでは「AI査定」というサービスも提供しています。
「AI査定」はマンション名を指定するだけで該当するマンションの価格と賃料の相場が無料で表示される優れモノです。
相場だけでなく、販売履歴や周辺物件と比較した物件の特徴、売り出し時期や販売価格を決める参考資料、建物価格の情報等も調べることができます。
「AI査定」の結果画面からは一括査定サービスに直接申し込むことができ、その際は、住所やマンション名等の情報が引き継がれるため、入力の手間も省けて便利です。
マンションの売却を検討している方なら気軽に「AI査定」だけでも使ってみて損はないサービスです。
オススメサイトの特徴を一覧にまとめておきます。
サイト名 | 実績 | 対応物件 | 提携会社数 | 同時依頼会社数 | 机上査定 |
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![]() >公式サイトへ | 開始:2015年 実績:年間成約件数 11万件 | マンション/一戸建て/土地/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟 | 6社 | 6社 | あり |
![]() >公式サイトへ | 開始:2001年 実績:売却査定数累計40万件 | マンション一室/一戸建て/土地/ビル一室/店舗・事務所・倉庫/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/その他 | 約1,500社 | 6社 | あり |
![]() >公式サイトへ | 開始:2013年 実績:累計利用者数 1,000万人以上 | マンション/一戸建て/土地/ビル一室/店舗・事務所・倉庫/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/区分マンション(収益)/区分ビル(ビル一室)/農地 | 1,600社以上 | 6社 | あり |
![]() >公式サイトへ | 開始:2008年 実績:サービス利用者数 736万人 | マンション/一戸建て/土地/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟/倉庫・工場 | 2,766社 | 6社 | あり |
![]() | 開始:2011年 実績:年間2万人プロ査定利用 | マンション | 2,500店舗 | 9社(売買6社+賃貸3社) | あり |
![]() | 開始:2009年 実績:月間訪問者数 約2188万人 | マンション/一戸建て/土地 | 2,000社以上 | 10社以上 | あり |
![]() >公式サイトへ | 開始:2006年 実績:データなし | マンション/一戸建て/土地/ビル/事務所/マンション一棟/アパート一棟/事務所・ビル一棟 | 800社以上 | 10社 | あり |
マンションナビの最大の特徴は、査定できる対象が「分譲マンションのみ」であるという点です。
不動産一括査定のキャンセル方法
不動産一括査定を申し込んだけど、キャンセルしたい方もいると思います。
当サイトで紹介した不動産一括査定サイトのキャンセル方法を下記にまとめます。
すまいValueのキャンセル方法
すまいValueは「問い合わせフォーム」からキャンセル依頼ができます。
査定依頼をいただいた後にキャンセルをされたい場合は、お手数ですがこちらのお問い合わせフォームより、査定依頼完了メールに記載された「査定ID」をご入力(※)の上、ご連絡をお願いいたします。当サイトより、査定依頼をいただいた各不動産会社へキャンセルの旨の連絡いたします。
尚、既に査定依頼をいただいた内容が各不動産会社へ届いていた場合、キャンセルのご依頼があっても不動産会社より連絡が行くことがございますので、予めご了承ください。
お問い合わせフォームにある「お問い合わせ種別」欄で「ご依頼済みの内容について」をお選びいただくと「査定ID」入力欄が表示されます。
※出典:すまいValueのご利用方法についてより
HOME4Uのキャンセル方法
HOME4Uを通じてキャンセルは原則できないと書かれています。
※HOME4Uは不動産ポータルサイトであり、不動産会社ではありません。
お問い合わせのキャンセル、依頼内容の変更などにつきましては、直接、各不動産会社宛にご連絡ください。※出典:HOME4U「サービスに関するお問い合わせ」より
ただし、問い合わせフォームやサポート番号(0120-245-171 ※平日 10:00 ~ 18:00)があり、キャンセル依頼ができます。
イエウールのキャンセル方法
イエウールは公式サイトを見ても、キャンセルのことは一切書かれておりません。
HOME4Uと同じように原則不動産会社にキャンセル連絡をするということでしょう。
ただし、イエウールのプライバシーポリシーを見ると、お問い合わせ窓口が書かれています。
東京都港区六本木四丁目1番4号
株式会社Speee
個人情報問い合わせ担当
電話:03-5114-1939
対応時間:10 時 00 分から 17 時 00 分まで(但し、土曜日、日曜日、祝日、年末年始は除きます。)※出典:イエウール「プライバシーポリシー
個人情報保護基本方針」より
こちらの番号にキャンセルしたい旨を伝えれば、キャンセル依頼ができます。
不動産一括査定サイトの総評
不動産一括査定サイトについて調査した内容、また筆者のオススメする不動産一括査定サイトを紹介しました。
不動産一括査定サイトは、利用すると営業電話が掛かってくるというデメリットはありますが、メールで査定額がもらう方法など対処法があります。
再度、不動産一括査定サイトのオススメの使い方を紹介しておきます。
当サイトがオススメする不動産一括査定サイトの賢い選び方
都市部や県庁所在地など人口が多いエリアの物件にオススメ
- 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
- 大手・中堅や地域密着が探せる「HOME4U」
- 知名度No.1ポータルサイトの実績を活かした「SUUMO」
- 両手仲介なしの売り手専門「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」
都市部での一括査定サイトの活用法についてはこちらの記事で詳しく解説しております。
田舎や地方の人口の少ないエリアの物件にオススメ
地方での一括査定サイトの活用法についてはこちらの記事で詳しく解説しております。
この記事を実践すれば、間違いなく納得の不動産売却を行えるでしょう。