ソニー不動産

SRE不動産(※旧ソニー不動産)の特徴と評判

最終更新日:2020年1月17日

SRE不動産

「SRE不動産(※旧ソニー不動産)」について知りたい人は、下記のような疑問や不安をお持ちではないでしょうか?

 

・ソニー不動産はSRE不動産という名前に変わったけど何か変化した?
・SRE不動産(旧ソニー不動産)ってどんなサービスをしているサイトなの?
・エージェント制っていうのがSRE不動産(旧ソニー不動産)の特徴らしいけど、どんな制度?
・SRE不動産(旧ソニー不動産)を実際に使ってみた人のリアルなクチコミが知りたい

上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、SRE不動産(旧ソニー不動産)を使ってはいけません。

 

SRE不動産(旧ソニー不動産)の強みを使いこなせないでしょうし、もしかするとあなたとは相性の悪い会社かもしれません。

 

せっかくSRE不動産を使うのであれば、誰よりもうまく使いこなしたいですよね?

 

そこで今回の記事ではSRE不動産に関する疑問・不安について、元・不動産業者である筆者が回答していきます。

 

この記事を読めば、あなたが知っておくべき「SRE不動産」に関する知識はすべて網羅できるとお約束します。

 

※ソニー不動産はSRE不動産という名称に変更しただけで、体制や会社の特徴などは何も変わっておりません。

 

SRE不動産(※旧ソニー不動産)はこちら
https://sony-fudosan.com/

 

 

1.SRE不動産(旧ソニー不動産)は失敗したのか?

SRE不動産は、2019年6月よりソニー不動産が社名変更した不動産会社

 

ソニー不動産は2014年4月にできた比較的新しい会社になります。

 

ソニー不動産は、当時、不動産業界の悪しき習慣である「両手仲介」を壊すことをスローガンとして掲げていたため、業界の風雲児として注目されていました。

 

両手仲介とは不動産会社が売主と買主の両方から仲介手数料をもらうこと

 

しかしながら、創業当初から赤字が続き、なおかつ、5年目には社名まで変更してしまったことから、「ソニー不動産はやはり失敗したのか?」という噂が立つようになってしまいました。

 

ソニー不動産は失敗したの?業績推移より分析

ソニー不動産は本当に失敗したのか、創業から5年までの業績推移を見てみます。
SRE不動産の業績推移
※赤い棒グラフは売上、青い折れ線グラフは経常利益

 

売上に関しては、創業から順調に伸びています。

 

ただし、利益に関しては創業から3期連続で赤字が続いていました。

 

その後、4年目から黒字となり、5年目には利益も大幅に伸びています。

 

創業から数年赤字ということは良くあることなので、それほど問題とは思えません。

 

逆にこれだけの赤字を3年間も我慢できたのは、さすが大手ソニーの資本力があったからだと思います。

 

SRE不動産に名前が変わったのは、黒字になった翌年。

 

よって、赤字続きでどうしようもなくなったから社名変更したわけではないと思われます。

 

2019年12月にマザーズ上場

SRE不動産は2019年12月には東証マザーズへ上場を果たしています。

 

SRE不動産は、当初から創業5年で上場を目指すと公言していたので、その目標は予定通り達成できました。

 

SRE不動産は、業績だけを見ると決して「失敗」していません。

 

むしろ、たった5年でマザーズへ上場を果たしているので、順調過ぎるほど順調。

 

SRE不動産は、業界の中で型破りなことを行っている目立つ存在なので、少しでも赤字が出ると「失敗だ!」と騒がれただけなのだと思います。

 

SRE不動産は、会社経営としては全く失敗していないと考えて良いでしょう。

 

2.悪しき慣行を乗り越えようとしたエージェント制

SRE不動産を業界の風雲児とたらしめたのは、「エージェント制」の導入があります。

 

エージェントとは代理人という意味

 

日本では聞きなれない言葉ですが、アメリカの不動産仲介はエージェント制となっています。

 

「日本の不動産会社も売主の代理人なのでは?」と思うかもしれませんが、日本の不動産会社とアメリカの不動産会社は立ち位置が少し異なります。

 

日本の不動産会社は、売主と買主の双方の代理人となることができ、アメリカの不動産会社は双方の代理人になることは法律で禁止。

 

海外では禁止されていることが多い両手仲介

日本の不動産取引では、1社の不動産会社が売主から仲介を依頼され、その不動産会社が買主を連れてくるというケースが良くあります。

 

これを「両手仲介」と呼びます。

 

両手仲介の場合、不動産会社は売主と買主の双方の代理人の立場になりますが、この双方の代理人というのは矛盾した立場であるという点がポイント。

 

売主は高く売りたい、買主は安く買いたいという思惑があるのに、1社が間に立つということはどちらかの利益を害する立場になり、双方代理は論理的に矛盾します。

 

不動産会社が売主に対して「値引きしませんか?」と持ち掛けてきたら買主の代理人ということですし、買主に対して「値引きは無理です」と答えたら売主に代理人ということになります。

 

このような利益が相反する両者の代理人になることを双方代理と呼び、双方代理は海外では法律で禁止されている国が多いです。

 

日本では両手仲介が認められている

一方で、日本では両手仲介が合法的に認められていますので、不動産会社が普通に両手仲介を行っています。

 

両手仲介では、多くのケースで売主が損をするケースが一般的。

 

不動産会社が売主に値引きさせて成約することは日常茶飯事なので、不動産会社は買主側の立場になっていることが多くなっています。

 

不動産会社は自分が見つけてきた買主に購入させることができれば、買主からも仲介手数料が取れるため、仲介手数料収入が2倍となります。

 

そのため、売主に値下げさせてでも自分が見つけた買主と成約させたがるのです。

 

日本の不動産業界には、両手仲介の矛盾があり、それを打破しようと立ち上がったのがSRE不動産のエージェント制になります。

 

SRE不動産は両手仲介が一切なし

エージェント制は売主の代理人なので、両手仲介は一切ありません。

 

SRE不動産のHPを見ても、正々堂々と「片手仲介を採用する」と記載しています。
SRE不動産は「片手仲介」を採用します

 

売主が高く売りたいと望めば、売主の立場だけを考えて交渉を行います。

 

SRE不動産が連れてきた買主と無理矢理成約させようとしないため、100%売主の味方になって売却活動を進めることができるという内容。

 

国内の大手の不動産会社は、ほとんどが両手仲介を行っていますので、創業当初のソニー不動産は、大手の不動産会社から相当に叩かれました。

 

ソニー不動産は大々的に目立つようにエージェント制を打ち上げたので、標的の的となったのです。

 

エージェント制の不動産会社も増えてきている

エージェント制は特にSRE不動産独自のサービスではありません。

 

中小の不動産会社でエージェント制を導入している不動産会社も出てきており、そもそも片手仲介を行っている不動産会社も多いです。

 

片手仲介とは、他社が見つけてきた条件の良い買主と成約させ、売主側の不動産会社は売主からのみ仲介手数料を取る取引

 

片手仲介の取引も含めれば、日本にはエージェント制に似た取引は既にたくさんあるということになります。

 

SRE不動産(※旧ソニー不動産)はこちら
https://sony-fudosan.com/

 

3.SRE不動産の評判

SRE不動産は自社のホームページで顧客の声を紹介しています。

 

出どころの分からない口コミを載せてもしょうがないので、ここではSRE不動産が自ら公開しているお客様の声を紹介したいと思います。

 

SRE不動産は、「とても満足」~「不満」まで声を公開しています。

 

ここでは、「とても満足」と「不満」のそれぞれの声を紹介します。

 

【とても満足】

前回もでしたが、希望価格で妥協せずに買主さんを探してくださる姿勢に信頼をおいて売却をお願いすることができました。また、一度は決まりかけた売却がこちら側の事情で成立しなかったときにも、すぐに次の買い主さんを探していただき、SRE不動産様にお願いして間違いではなかったと思いました。

 

また、担当の○○様も親身に相談に乗ってくださったり、休日中に対応していただいたりと本当にお世話になりました。不動産投資はいったん、お休みするつもりですが、SRE不動産○○様、前回の△△様とご縁ができて良かったです。ありがとうございました。

 

末筆ながら、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

 

【不満】
○○さんへのメールに書いたとおり、対応に不満。そのメールのCCに上司も入っているのに、一切の対応がない。ネガティブな印象しか知り合いに伝えられないのが残念。

 

※出典:SRE不動産「お客様の声の紹介」より<

 

SRE不動産のホームページですので、基本的には「とても満足」の声が多いです。

 

一方で、あえて「不満」の声も掲載している点は、好感が持てます。

 

どんなに良い企業でも、少なからず不満があることは当然ですので、不満も開示している企業姿勢こそ評価されるべき点といえるでしょう。

 

4.SRE不動産は逆効果という意見もあり

SRE不動産は、創業当時から両手仲介を否定し、「売主の味方」というのを連呼していました。

 

それがゆえに逆効果の反応も生まれています。

 

宅地建物取引業法的には、「売主の味方」というのは実は禁句のNGワード。

 

宅地建物取引業法は、そもそも消費者である買主を守るための法律であり、不動産会社の重要事項説明は買主のための仕事。

 

買主は「何千万円もお金を払う」わけですから、買主が騙されないようにプロとして安全な取引を進める役割を担っているのが不動産会社なのです。

 

それにも関わらず、SRE不動産は「売主の味方」を連呼し続けてしまったため、ネット上には買主からの不安の声が上がってしまいました。

 

買主からは不安がられているSRE不動産

ソニー不動産の広告に100パーセント売主様の味方とありますが、ソニー不動産は買い手には一切味方にならない、という解釈でいいんですかね?

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11150598721

 

ソニー不動産は買い手のことを全く考えてない、ソニー不動産の物件は買うなということでしょうか?

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12150836347

 

本来、不動産会社の役割上は買主の味方にならなければいけないのに、「売主の味方」を謳えば買主は不安になるのは当然。

 

SRE不動産の扱っている物件を見たら、買主は買いたくないと思っても不思議ではありません。

 

買主側からすると、SRE不動産の物件は買いにくさが出ることになり、その結果、SRE不動産に売却を依頼すると売りにくくなる可能性はあります。

 

5.SRE不動産に依頼する際の2つの注意点

SRE不動産に依頼するときには下記2つの注意点があります。

SRE不動産利用時の2つの注意点

  1. エージェント制を利用するときは「専任媒介契約」になる
  2. 大手不動産会社が提供するような無料サービスがない

 

注意点①エージェント制を利用するときは「専任媒介契約」になる

SRE不動産のエージェント制を利用する場合、媒介契約の種類は専任媒介になります。

 

不動産の媒介契約(仲介の契約のこと)には、「一般媒介契約」、「専任媒介契約」、「専属専任媒介契約」の3種類があります。

 

媒介契約の種類の主な特徴は以下の通り。

媒介契約の種類 他業者へ依頼

自己発見取引
(自分で買主を見つける行為)

一般媒介契約
専任媒介契約 ×
専属専任媒介契約 × ×

専任媒介または専属専任媒介(以下、「専任媒介等」と略)は、一社にしか不動産売却を依頼することができない契約です。

 

そのため、エージェント制を利用するとSRE不動産にしか仲介を依頼できないことになります。

 

売主は、一般媒介で複数の不動産会社に依頼できるので、その選択を捨ててSRE不動産に絞り込むには、よほどの理由が必要です。

 

注意点②大手不動産会社が提供するような無料サービスがない

他の大手不動産会社であれば専任媒介等を選択すると、以下のようなサービスを1つだけ選んで無料でサービス提供を受けられるのが一般的。

 

他の大手不動産会社で専任媒介契約締結時のよくある無料サービス

  • ハウスクリーニング
  • ホームステージング
  • 荷物一時預かり
  • 設備補修保証
  • 内装修繕
  • インスペクション
  • 瑕疵担保保険の付保

 

他の大手の不動産会社は、専任媒介等を選ぶメリットがあるのです。

 

しかしながら、SRE不動産は専任媒介契約であるにもかかわらず、これらの無料サービスを提供していません。
SRE不動産であえて専任媒介契約で依頼するほどのメリットもないのです。

 

よって、不動産を売却するにあたり、無料サービスを受けたいのであれば、他社の大手の方がお得になります。

 

最初からSRE不動産に絞り込まずに、他社とサービスを比較した上でSRE不動産を選ぶことが注意点です。

 

6.SRE不動産の賢い利用方法

SRE不動産は両手仲介無しのエージェント制を採用しているのが最大の強みです。

 

両展仲介が多いのは、大手不動産会社ほど多くなります。

 

ただし、大手不動産会社は買主を多く抱えているため、売却しやすいのは間違いありません。

 

そこで筆者としては「すまいValue」と「SRE不動産」を併用して利用することをオススメしています。

 

すまいValueは、一括査定サイトと呼ばれるもので超大手不動産会社のみに依頼ができるサービス。

 

不動産一括査定サイト(サービス)を利用すると、あなたの売りたいと思っている不動産情報と個人情報を入れるだけで、適切な不動産会社を自動的にマッチングし、複数の不動産会社へ一度に査定依頼が行えます。
不動産一括査定を利用

 

すまいValueを利用すると依頼できる、具体的な不動産会社は下記6社となります。

  1. 三井不動産リアルティ(三井のリハウス)
  2. 住友不動産販売
  3. 東急リバブル
  4. 野村不動産
  5. 小田急不動産
  6. 三菱地所

 

大手のみに依頼できるという安心感や売却がし易いという大きなメリットもありますが、両手仲介が多いという注意点もあります。

 

そこでSRE不動産を併用することでより効果が発揮するのです。

 

すまいValueはこちら
https://sumai-value.jp/
SRE不動産(※旧ソニー不動産)はこちら
https://sony-fudosan.com/

 

7.まとめ

SRE不動産(旧ソニー不動産)について解説してきました。

 

SRE不動産は経営的には失敗しておらず、むしろ順調です。

 

エージェント制という特徴的なサービスがありますが、買主からは不安がられています。

 

他社とのサービスを比較した上で、不動産会社を選ぶようにしましょう。